2009年09月30日

<悲しいニュース>
風力発電の町、エコだけど「低周波音」の悩み

エコブームを追い風に普及する「風力発電」や、空気中の熱を利用して湯を沸かす省エネタイプの「家庭用給湯器」。環境にやさしいはずの機器から「低周波音」が出ているとして、不調を訴える人が相次ぎ、環境省が調査に乗り出す。一体何が起きているのか。

 静岡県東伊豆町。相模湾を望む山腹に住宅が立ち並び、谷を隔てた隣の尾根に10基の白い風車が立つ。支柱の高さは65メートル、羽根の直径は77メートル。巨大な風車群は町のシンボルだが、住民の川澄透さん(79)は「試運転が始まってから、船酔いのような症状が出て、夜中に何度も目が覚めるようになった」と憤る。近隣の30人ほどが同じような体調不良に悩むという。

 所変わって東京・板橋区の女性会社員(39)宅。庭の向こうに隣家の給湯器が見える。エアコンの室外機に似た小ぶりな姿だが、「あれが動き始めると、頭の中が小刻みに震えるんです」と女性は訴える。

 川澄さんは、低周波音が原因で同じような症状を訴える人がいることを、医師から聞いて知った。1秒間に空気が振動する回数をヘルツと言い、1〜80ヘルツの音波を低周波音と呼ぶ。高速で走る車の窓を開けた時に聞こえる「ボボボッ」という音が典型的だが、周波数が低くなると、人の耳には聞こえない。環境省によると、低周波音に関する苦情は1990年代まで全国で年間40件前後だったが、2000年度は115件、07年度は181件に増えている。

 工場や建設工事の騒音は騒音規制法で音量の基準が定められ、違反すれば罰則もあるが、低周波音には規制がない。「感じ方に個人差があるため」と環境省。同省によれば、低周波音が人に苦痛を与える原因も、苦情が増えている理由も分かっていないという。

 大手造船重機メーカーの元技術社員で、在職中、騒音問題にかかわったことから低周波音の問題にも詳しい成蹊大非常勤講師の岡田健さん(65)は、「国は低周波音が人に影響を及ぼす仕組みを解明し、低周波音を出す機器を設置できる場所を制限すべきだ」と訴える。

 こうした声や苦情の増加を受け、環境省は今年度から愛媛、愛知両県の風車の周辺で、低周波音と住民の健康状態の因果関係を調べることを決めた。冬場の風の強い時期に、風車からの低周波音を測定し、住民の声を聞き取る方針だ。

 「これまで環境省は、我々が低周波音の被害を手紙で伝えても、現地に来ることもなく、実態を調べようとしなかった。今度こそ、苦しむ声に謙虚に耳を傾けてほしい」。川澄さんはそう話した。(木田滋夫)


・読売新聞(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00001234-yom-soci


CO2に対するエコだけが考えられがちですが、エコロジーは生物と環境の相互作用を意味しますので、二酸化炭素だけに注目するのはおかしいです。たしかに温暖化も重要ですが、そのために犠牲になる人が出てくるのでは本末転倒です。きちんと対策を練ってもらいたいですね。


   未来を見る目を失い、現実に先んずる術を忘れた
   人間の行き着く先は自然の破壊だ。
              〜シュバイツァー〜
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2009年09月29日

<悲しいニュース>
遼フィーバーの裏で横行したギャラリーのマナー違反

京都府にある城陽カントリー倶楽部で開催された「アジアパシフィック パナソニックオープン」。大型連休の余波に加え初の京都での開催ということもあり、連日記録的なギャラリーを集め大盛況のうちに終わった今大会。しかし、古都を舞台にしたフィーバーの裏では一部ギャラリーの悪質な観戦マナー違反が横行。複数の選手から大会本部へマナー違反に対する指摘が寄せられるほどだった。

 今大会でも最も多くのギャラリーを集めたのは大会ホストプロでもある石川遼。以前から石川のプレーが終わった瞬間にギャラリーが動き出すため、同組でまわっている選手がプレーに入れないこともしばしば問題になっていた。影響は石川組だけにとどまらず、少しでも良いポジションで石川のプレーを見ようと先回りするギャラリーが、前の組がプレー中にも関わらず大移動するため前組のプレーの妨げになることも。もちろん石川に非がある訳ではなく、石川自身が手を上げて「プレーに入ります」とギャラリーを制すことも多い

 今大会では携帯電話のマナー違反も目に付き、プレー中であろうとなんだろうとカメラで写真を撮ろうとするギャラリーが続出。石川が「カメラ止めて下さい」と注意する場面も多く見られ、パットのアドレスに入った時にシャッター音が鳴り響き仕切り直しを余儀なくされることもあった。さらに、ホール間の移動の際は石川の周りにギャラリーが殺到し体にさわるなど大混乱。ギャラリー整理係が抑えようにも人が多く、予選ラウンドでは同組でまわった丸山茂樹らがもみくちゃにされる場面も。あまりにもひどい状況に主催者側は禁止事項などを記載した観戦ガイドを配布、石川組には警備員まで動員したが焼け石に水。残念ながらマナー違反がなくなることはなかった。

 他のスポーツに比べゴルフは選手とギャラリーの距離が近い。選手が最高のプレーを見せたときには間近で歓声をおくり、ギャラリーが選手を盛り上げてさらなるパフォーマンスを引き出すことが出来るのもゴルフならではだ。だが、近いがゆえにギャラリーが選手に与える影響は大きい。“これくらいなら、私1人くらいなら極限まで集中力を高めてプレーに臨んでいるプロはちょっとした動きや物音にも敏感になっており、気にしていないようでもギャラリーの動きはしっかりと目に入っている

 石川は、最終日17番でティショットを放つ際シャッター音と物音で2度仕切り直すはめに。「ルールを知っていて撮ったのであればやめて欲しいが、知らないかもしれないし。一概に悪いと決め付けるのは良くない」と最後まで自分の組についてくれたギャラリーを擁護するコメントを残したが、18歳の心中には複雑なものがあるはずだ。良いトーナメントは主催者、選手だけで作るものではない。ギャラリーも一緒にトーナメントを作っているという意識を持って観戦すれば選手は必ずプレーで応えてくれる


・ゴルフ情報ALBA.Net(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00000002-alba-golf


 せっかく遼君が頑張ってくれているのに残念ですね。どんなスポーツでもそうですが、サポーターを含めての大会を作っていくのに自覚が無いファンが多すぎます。本当に応援するとはどういうことかもう一度考えるべきですね。


  己を主とする以上、他人にも同じ心持ちのあるのに注意しよう                     〜有島武郎〜
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2009年09月18日

<悲しいニュース>
世界の飢餓人口、初めて10億人を突破へ

世界の食糧支援の規模が過去20年で最低水準となる一方で、飢餓人口は今年、過去最高の水準に上昇した。国連世界食糧計画(WFP)が16日に明らかにした。
 それによると、世界の飢餓人口は2009年に初めて10億人を突破する。一方、WFPは深刻な予算不足に直面しており、2009年度予算67億ドル(約6090億円)のうち、26億ドル(約2360億円)しか確定していない。
 WFPは声明で「多くの人が世界的な金融危機に巻き込まれている。食品価格の高止まりが影響して、購買力が制限されている。そうした状況に加えて、予測のつかない天候が、天候に起因する飢餓をさらに多く生み出している」と述べた。

・ロイター(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090917-00000484-reu-int


 明日の食事に困らない生活を送っていると気付かないことですが、10億人もの人が飢餓に苦しんでいるというのは明らかに異常です。募金だけが私たちにできることなのでしょうか?

   人口は幾何級数という比例で増加するが、
   食物は等差級数でしか増加しない。
             〜ダーウィン〜
ラベル:WFP
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2009年09月14日

<興味深いニュース>
「外来患者呼び出しシステム」を共同開発

ウィルコム富士通ビー・エス・シーは、ウィルコムのPHSを利用した「外来患者呼び出しシステム」を共同開発し、14日より全国の医療機関向けに販売を開始した。

 「外来患者呼び出しシステム」は、医療機関などの外来受付で患者にPHSをレンタルし、診察順がくれば呼び出す仕組みを提供することで受付の混雑を緩和し、患者の満足度向上を図るためのソリューションとなる。患者が待合室で時間を過ごす必要がなくなるため、医療機関における待合室の省スペース化が可能となる見込みだ。また、外来患者側も自由に待ち時間を過ごせるため、心理的負担が軽減される。

 ウィルコムのPHSは、電磁波が微弱で医療機器や人体への影響が少ないというPHSの特長を有し、全国4,000以上の医療・福祉機関での通信手段として広く活用されている。このシステムでも呼び出しにウィルコムのPHSを採用、病院の内外を問わず運用を可能とした。

 ノートパソコンと外付けバーコードリーダーで運用するため、従来の専用機器設置タイプと比べて、少ない投資で導入が可能で、オペレーションも容易となっている。富士通ビー・エス・シーは本システムにおいて、ソフトウェア製品の開発やシステム環境などの構築を担当。同社は携帯電話、PHS端末向け「呼出し連携機能」の取組みで培った技術を活かし、携帯電話向け「待合せユーザー呼出システム(仮称)」を開発したとのこと。今回、ウィルコムのPHSの機能に対応し、外来患者呼び出しシステムを開発・提供した。

 価格(予定、税抜)は初期費用が5,800,000円(受付4か所、サーバ・クライアントPC費用含む)。月額通信料780円/台(貸し出すPHS台数による)、年間保守費用240,000円(平日9:00〜17:00の場合)。


・RBB TODAY(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090914-00000015-rbb-sci



 これは良いサービスですね。待ち時間の長い大病院にはぜひ設置して欲しいシステムです。ご年配の方でも使いやすいPHSが良いですね。


     あまり安価で手に入れたものは軽く扱われる。
     自由のように神々しいものが高価でなかったら、
     実におかしいではないか。
                 〜ペイン〜
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2009年09月11日

<悲しいニュース>
病院・開業医の倒産、昨年の倍のペース

帝国データバンクの「全国企業倒産集計」(8月報)によると、同月に全国で発生した病院・開業医の倒産は2件で、今年1-8月の累計は40件になった。これは、前年同期の21件に比べて倍近い水準。また、8月の負債総額は4億1000万円で、1-8月の累計額は209億300万円になった。

 病院・開業医の倒産件数は01年以降、30件前後で推移していたが、07年には48件と前年の30件から急増。昨年は35件に減少したものの、今年は4月に9件が発生するなど、高水準で推移している。


・医療介護CBニュース(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090911-00000002-cbn-soci


 景気が良いと聞く開業医も倒産してしまうのですね。倒産するのは地方の小さな病院が多いと思います。必要とされている地域に根ざした病院が無くなり、時間とお金がかかる遠くの大きな病院に行かなければならないという事は、ちょっと悲しいですね。


    政府は帆であり、国民は風であり、国家は船であり
    、時代は海である。
                    〜ベルネ〜
ラベル:倒産
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2009年09月10日

<興味深いニュース>
環境危機時計「11分」針戻る オバマ新政権を好感か

環境悪化に伴う人類存続の危機の指標とされる「環境危機時計」が過去最悪だった昨年より11分戻り、「9時22分」を指した。針が戻ったのは05年以来。米国オバマ新政権の温暖化対策への積極姿勢が影響したのではないかと分析している。旭硝子財団が9日発表した。

 環境危機時計は、同財団が各国政府、研究機関などの専門家に実施したアンケートに基づく。今年は93カ国757人が回答した。時刻は0〜3時が「ほとんど不安がない」、3〜6時が「少し不安」、6〜9時が「かなり不安」、9〜12時が「極めて不安」を示す。

 地域別では日本が9時8分で昨年から34分戻り、92年の調査開始以来、最大の戻り幅だった。このほか▽北米10時1分(マイナス12分)▽西欧9時55分(プラス11分)▽アフリカ10時15分(マイナス16分)▽アジア(日本を除く)9時4分(プラス12分)。

・毎日新聞(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000074-mai-soci


 時計は戻ったものの、まだまだ不安がある事に間違いありません。これからの新アメリカ、日本の政策に注目です。


我々は自然を鑑賞する事ばかりが多く、
自然とともに生きようとする事があまりに少ないように思われる。
                〜O・ワイルド〜
ラベル:環境危機時計
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2009年09月09日

<面白いニュース>
デニーズ、平日ランチに初の“ご当地メニューシリーズ”


拡大写真
デニーズが初めて展開する“ご当地メニューシリーズ”の第1弾「ソースカツ丼
 ファミリーレストランのデニーズを展開するセブン&アイ・フードシステムズは9日、10日から登場する平日ランチタイムの新メニューを発表した。ドリンク付きの「ランチプレート」(税込890円)に新たなメニューが加わるほか、全国各地の名物料理をアレンジした“ご当地メニュー”が初めて全店舗で展開される。第1弾は福島県の会津地方で親しまれている「ソースカツ丼」(同780円)を提供。同社は今後、月1回程度のペースで新しい“ご当地メニュー”を発表していく。



 同社は今年4月下旬より、『開国博Y150』の開催を記念して横浜発祥の名物ラーメン「サンマー麺」を神奈川県限定・期間限定で発売したところ、好評だったことから取り扱いエリアが拡大。ラーメン類を取り扱う店舗すべてで展開することになった。そのことをきっかけに“ご当地メニューシリーズ”を企画。ランチタイムということもあり手軽に食べられる丼ものが中心になるが、食材の仕入れ状況などもふまえ、季節に応じた全国各地の名物丼、名物メニューを独自にアレンジして提供していくという。

 その他の新しい平日ランチメニューは、これまで展開していた「ライスプレート」4種のほか、パスタをメインにサラダ、石窯パンを添えた「パスタプレート」3種、たっぷり具材のホットサンドとサラダの「サンドウィッチプレート」4種類を新たに投入。計11アイテムの中から、エリアや各店舗の特性に合わせて2アイテムを選択・販売していく。

・オリコン(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000008-oric-ent


 デニーズ行けば、各地の名物料理が食べられるのは面白い企画ですね。ソースカツどんはてっきり名古屋の名物かと思ってました。鳥天やしょっつる鍋、きりたんぽにわんこそば等食べたいです。無理かな(笑)?


    食物に対する愛より誠実な愛はない。
         〜バーナード・ショウ〜
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2009年09月08日

<興味深いニュース>
再生可能エネルギーの利用が進む米農家

アメリカでは、自家製の再生可能エネルギーを生産し、エネルギー自給を始める農家が増加しているという。風や太陽光、牛のフンなど、農地で手に入るさまざま天然資源が利用されている。

 エネルギーを自家製で賄えばコスト削減につながり、余剰電力を近隣家庭へ供給すれば新たな収入源にもなる。化石燃料を基にしたエネルギー・コストは非常に高い。2008年の統計によると、主として天然ガスから作られる燃料と肥料の費用が、農家支出全体の12.5%を占めていた。

 自家製エネルギーは化石燃料の使用量を減らすため、環境への影響も軽減できると考えられる。アメリカ農務省(USDA)や非営利団体の全米適正技術センター(NCAT)によると、食料生産部門は、加工・出荷過程を除いても国内エネルギー消費の3%を占めており、また、直接的な温室効果ガス排出の約7%を占めているという。

 USDA農村地域開発局のアイオワ州事務所で農村地域エネルギーのコーディネーターを務めるテレサ・ボムホフ氏は、「農家が再生可能エネルギーを導入しようとする動機には、伝統的な自給自律の精神という点も含まれている。海外の石油依存を減らすことが愛国精神の一部だと考えているのだ」と話す。

 ボムホフ氏によると、USDA管轄のアメリカ農村エネルギー計画(REAP)の助成金に対し、アイオワ州の農家から今年度は既に423件の申し込みがあるという。2003年度はわずか10件だった。

 持続可能性の推進を目標とする非営利団体ミネソタ・プロジェクト(Minnesota Project)でエネルギー・農業部門を担当するライアン・ストックウェル氏は、「規模や農産物、地理、環境など条件がさまざまに異なり、“平均的なアメリカ農家”というものは実在しない。各農家はそれぞれのニーズに応じてエネルギープログラムを調整する必要がある」と話す。

 そのような中、ハウベンシルト・デアリー(Haubenschild Dairy)という酪農場が大きな成功を収めており、エネルギー自給を目指す農家にとって理想的なモデルとなるかもしれないという。ミネソタ州プリンストン近郊にあるこの家族経営の農場は、農地エネルギー生産の可能性を実証している。

 1999年、大きな政府助成金を数種類取得したハウベンシルト・デアリーは、およそ46万ドルを費やして嫌気性消化装置を導入した。牛糞などの廃棄物を巨大なタンクに溜めて、酸素を遮断した上で一定の温度で加熱する仕組みだ。すると、バクテリアの働きにより、廃棄物は可燃性ガスと無臭で環境に優しい肥料の混合物へと分解される。ガスは発電機の動力源となり、発電機の廃熱はタンクの保温に利用される

 ハウベンシルト・デアリーの場合は、巨額の投資も見合うものとなった。消化装置から得られる電力は、農場内部の乳製品製造を賄うだけでなく、近隣の家庭70軒に供給されている。ミネソタ・プロジェクトのストックウェル氏は、「ハウベンシルト・デアリーは地方政府と電力売買の契約を締結しており、農場の肥料代も大幅に削減している。また、廃棄物から副産物として生まれる低汚染の肥料を売ることもできる。これは園芸向けに最適な肥料となる」と話す。

 ただし、全米適正技術センターに所属する農地エネルギーの専門家リーフ・キントベルク氏は、「ハウベンシルト・デアリーの方法が、ほかの農場でもうまくいくとは限らない。この問題に関しては、万能の技術というものは存在しない」と話す。

 キントベルク氏によると、ハウベンシルト・デアリーは牛1000頭で成功したが、500頭以下の農家では元を取れるようになるまでに厳しい期間がかなり続くことになるという。また、ハウベンシルト・デアリーの場合、余剰電力の売却先として地方政府と契約できた点も恵まれていた。

「それぞれ農家はエネルギー需要や利用可能な資源を十分に調査し、その上で、どのような技術が経済的に見合うものかを理解する必要がある」と、キントベルク氏は話す。

 風力発電機を導入すれば、1メガワットあたり年間6000ドルもの利益を生み出すことが可能だ。しかし風力発電でも売却用のエネルギー生産に適さない農家も当然ある。キントベルク氏は、「そのような農家でも利益を得る方法は存在する」という。

 例えば、ボムホフ氏のUSDA農村地域開発局では、アイオワ州の農家を対象に、効率的な穀物乾燥装置の購入助成を行っている。この装置を導入すると、エネルギー支出を年間1万2000ドル節約することができるという。

 また、農場のあちこちにある電気柵や給水ポンプに太陽電池を用いれば、コストと化石燃料消費を抑えることができる。キントベルク氏は次のように話す。「このように絶好のチャンスがあふれている。ただし、数ある選択肢の中から自分の農場で利用可能で適切な手段を見つける必要がある」。

・ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090907-00000001-natiogeo-int


 本当にいろいろな方法があるのですね。成功した場合は良いけれど、失敗してしまった場合や天災にあってしまった場合は保証があるのでしょうか?ともあれ、化石燃料にまったく頼らない時代がすぐ近くまで来ていることを実感しました。

  
   成功に秘訣というものがあれば、それは他人の立場を理解
し 、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見る
   ことの出来る能力である。
                  〜フォード〜
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<興味深いニュース>
メタボ予防の指標に 善玉タンパク質「アディポネクチン」



 □臓器障害、がん化抑制

 心筋梗塞(こうそく)など生活習慣病を起こすメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の研究から見つかった善玉タンパク質、アディポネクチン。その作用が詳細に明らかになるとともに、動脈硬化の修復をするだけでなく、心臓や腎臓、肝臓の組織が壊れたり、がん化したりするのを防ぐ役割が明らかになってきた。体内で病気予防の主役として働くアディポネクチンの最新の研究成果を紹介する。(坂口至徳)

                     ◇

 □阪大グループ、進む研究 動脈硬化を修復

 ■体内の消防隊

 アディポネクチンの発見の経緯をたどると、この物質の重要な特徴がよくわかる。ヒトのアディポネクチンは、1990年代後半に松澤佑次・大阪大名誉教授(住友病院長)、下村伊一郎教授、船橋徹准教授ら阪大医学部第二内科の肥満研究グループが、松原謙一大阪大名誉教授らとともに脂肪組織から初めて発見した。脂肪組織だけが分泌し、肥満にかかわるさまざまな傷害や病気を修復するという自己防御の能力があるホルモンのようなタンパク質の性質を示す論文を相次いで発表、世界を驚かせた。

 なにしろ、当時は医学界でも脂肪組織は単なる栄養の貯蔵庫としか考えられていなかった。アディポネクチンなどの発見により、脂肪組織がタンパク質を分泌する臓器の働き
をしている
ことが証明されたことは医学の概念を変える成果でもあった。

 「巨大な脂肪の組織から、多種類のタンパク質が分泌されていました。なかでも最も大量に産生されていたのがアディポネクチンで、その後の検討で、膵臓(すいぞう)から分泌されて血糖を下げるホルモンであるインスリンの1千〜2千倍の量で血液の中を流れていることもわかってきました」と下村教授は語る。アディポネクチンという名前は、脂肪組織(アディポ)で作られ、いろんな臓器にひっついて(ネクチン)作用するという意味でつけられた。

 ところが、不思議なことに内臓脂肪の量が増えるのに反比例して、アディポネクチンは減少していく。このミステリーは、病気との関連を示す証拠にもなった。つまり、脂肪組織に脂肪がたまると、脂肪組織で余分な活性酸素が生じて細胞を傷つける酸化ストレスが上昇する。この現象がアディポネクチンの産生や分泌を抑えてしまう。そして、いったん低アディポネクチン血症が起こってしまうと、病気の原因になる組織の炎症を消したり、動脈硬化になった血管を修復したりするなどアディポネクチンによる防御機構が利かなくなり、病状が進行してしまう。まさにメタボ予防のため体内を巡回する消防隊の役割を果たしていたのだ。

 ■幅広い関わり

 メタボによる病気については一般的に、内臓脂肪の蓄積によりアディポネクチンが減り、高血糖、高血圧、脂質異常が生じた結果、動脈硬化による心筋梗塞(こうそく)、脳卒中や糖尿病が発症するとされている。最近の研究では、アディポネクチンがこれらの病気以外にも幅広く生活習慣病予防にかかわっていることが次第にわかりつつある。

 船橋准教授、木原進士講師らは、心臓、腎臓、肝臓の組織が傷害され、伸び縮みができない線維のようになって機能しなくなる状態に着目した。心不全、慢性腎臓病(CKD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)などの病気につながる症状である。

 マウスを使い、まず心臓については、血圧を上げるホルモン(アンジオテンシンII)を投与し、筋肉の線維化の状態をつくったところ、その組織の傷害部分にアディポネクチンが集まってきてべたべたと張り付き、懸命に修復している像が明らかとなってきた。さらに、より直接的にアンジオテンシンIIに作用し、防御していることもわかった

 腎臓については、臓器6分の5を切除して腎臓への血圧・血流を増やした状態を作ったうえ、あらかじめアディポネクチンの分泌量も減らしておいたところ、強い線維化が起こった。

 ところが、アディポネクチンを補充すると予防され、CKDの進行度の指標である尿に排出されるタンパク質の量が3分の1以下に減った

 肝臓についても、アディポネクチンにより線維化が防げたが、この状態を作り出す特定の細胞(伊東細胞)が活発に働くのを抑えるというメカニズムだった。アディポネクチンはこれらの臓器を保護するタンパク質でもあったのだ。

 発がん実験では、アディポネクチンが低下した状態では、大腸がんや肝臓がんがより高率に発生してくることがわかった。

 「アディポネクチンは、老化とともに発症する生活習慣病に共通してかかわる根源的な物質のようです。通常は、酸化ストレスやいろいろな細胞を傷つける悪玉ホルモン(TNF−α)などを抑えていますが、アディポネクチンが減ってバランスが崩れると、悪循環がどんどん進んで組織の修復不全に陥り、慢性の臓器障害になるのではないかと考えています」と下村教授は説明する。

 ■増減値を測定

 こうしたアディポネクチンの医療への応用について、松澤名誉教授は「アディポネクチンの発見時、それを遺伝的に分泌できないマウスをつくったところ、一見、何の変化もなかった。ところが、高脂肪、高蔗糖(しょとう)のエサを与えるとたちまち動脈硬化や糖尿病を発症し驚きました。アディポネクチンは、生活習慣の乱れによって私たちの体内で起こっている炎症をボヤの間に消して大火事を防ぐ消防隊であり、悪玉の攻撃を防ぐゴールキーパーでもあり、予防医学の中では、もっとも重要な物質のひとつといえるでしょう」と分析する。

 さらに、アディポネクチンを直接投与するというような治療戦略よりも誰もが体内にもっている脂肪細胞からの分泌を増やす方法を開発することが大切で、松澤名誉教授は「当面は生活習慣病のマーカーとして増減を測定する形での応用が中心になるでしょう。内臓脂肪が減ればアディポネクチンの分泌が増えるので保健指導の方針が立てやすく、幅広い生活習慣病の予防に効果があります」と予測している。


・産経新聞(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000546-san-soci


 アディポネクチンがこれからの医療のキーワードになってきそうですね。産生を促す薬が開発されれば、メタボ関連の疾患の減少はもちろんのこと、経済効果も相当なものになるでしょう。日本の研究チームには頑張ってもらいたいです。


    百人の医者を呼ぶよりも、夜更かしと夜食をやめよ。
              〜スペインのことわざ〜

 
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2009年09月04日

<悲しいニュース>
麻薬治療患者を並ばせ17人銃殺…メキシコ

<AP通信によると、メキシコ北部フアレス市で2日、武装グループが、薬物リハビリテーションセンターに押し入り、患者を一列に並ばせて銃を乱射、17人が死亡し、少なくとも5人が負傷した。

 同国中西部ミチョアカン州の州都モレリアでは同日、州の治安当局の副局長が、車で移動中に武装グループに襲われて死亡した。いずれも麻薬組織による犯行とみられている。

 メキシコでは、カルデロン大統領が麻薬組織摘発に力を入れる一方、組織による報復が激化、カルデロン政権下の2年9か月で、麻薬組織がらみの死者は1万3000人以上に上る。


・読売新聞(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090903-00000832-yom-int


 なぜ麻薬患者を撃たなければならなかったのか良く分かりませんが、メキシコでの麻薬の蔓延ぶりがよく分かります。この波が日本に来ているのかと思うと、ぞっとします。

  罪は、それが禁じられているから傷つけられるのではなく、
  傷つけられるから禁じられているのである。
                〜フランクリン〜
ラベル:麻薬治療患者
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2009年09月03日

<興味深いニュース>
ウィルガード バイラマスク

 アース製薬は2日、顔に直接張って使うマスク「ウィルガード バイラマスク」を15日から発売すると発表した。

 肌に密着するため、鼻やほおの周囲などにすき間ができやすい従来のマスクと比べてウイルスなどの侵入や飛散を防ぐ効果が高いという。

 マスクは米メーカーが開発し、昨年3月から現地で発売している。裏面の粘着シールで鼻から下半分に張り付けて使う。耳にかけるバンドがないため、耳が痛くならず、顔のサイズに関係なく使用できる。

 値段は1枚入り900円(税抜き)、5枚入り4250円(同)となる予定で200万〜300万枚の販売を見込んでいるhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000880-yom-bus_all.view-000

・読売新聞(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000880-yom-bus_all


 う〜ん、かっこ悪い。でもそんな事もいってられない事態になってしまうかもしれません。粘着シールってことは、1回で900円か…。このご時世、ちょっと高い気が…。


  健康には自由がある。健康はすべての自由で第一のものである。
                  〜アミエル〜
ラベル:バイラマスク
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2009年09月01日

<興味深いニュース>
アルコール検出でエンジンかからず

 トヨタ自動車は31日、運転手の息からアルコールを検出するとエンジンが始動できなくなる飲酒運転防止装置「アルコール・インターロック装置」を開発したと発表した。9月1日から11月30日にかけて、日野自動車の協力を得て実証実験を行い、実用化への課題を探る。

 
 同装置は、アルコールを検出するセンサーに加え、温度や湿度などのセンサーを備え、感知機能を向上させた。ドライバーが息を吹きかけて、アルコール分の有無をチェック。アルコールが検出されると警報による注意喚起に加え、スターター回路を制御し、エンジンを始動できなくなる。マウスピースに口を接触させる従来の方式に比べ、衛生面などでメリットがあるという。

 トラックなどの事業用車両での採用を想定しており、ドライバーが装置を使用する様子を撮影してメディアに記録する機能も備えた。ドライバーは事業所に帰社後、メディアを運行管理者に提出し、データをパソコンなどで管理できる。

 トヨタは同装置を国土交通省の公用車や事業所(計13施設)にある日野自動車の車両約30台に設置し、実際の運用時の問題点などを検証する。



運転に慣れた人に多い、つい大丈夫だと思ってということがなくなりそうですね。ぜひ自家用車にも取り付けられるようにして頂きたいです。


   罪とは消極的なものではなく、積極的なものだ。
              〜キルケゴール〜
posted by ごんぐり at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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