2009年01月27日

<興味深いニュース>
女性医師に働きやすい環境を

 育児中や育児休暇後の女性医師を支援する取り組みが少しずつ広がっている。女性医師は年々増えているが、出産後はフルタイム勤務が難しくなり、医療現場から離れる人が多い。そこで女性医師に働きやすい環境を整えれば、結果的に医師不足対策にもつながるという期待感が背景にある。(安田幸弘)

 英会話やピアノを楽しむ小学低学年の子供たちの、元気な声が室内に響き渡る。東京女子医大(東京都新宿区)が先月、大学近くに開設した学童保育所だ。

 院内保育所を設ける病院は多いが、学童保育所は珍しい。午後8時ごろまで利用でき、現在は同大の女性医師4人が子供を預けている。新年度は利用者がさらに増える見込みだという。この一人で同大講師の女性医師(42)は「近くに学童保育所があると、就労形態を変える必要もなく安心感がある」という。

 「以前は女性医師も男性医師と同じように働くことが期待された。だが、女性医師のライフスタイルに合わせた働き方を考えていく時期にきている」と川上順子学生部長は強調する。

 厚生労働省統計では、女性医師(歯科医、薬剤師を含む)数は平成18年までの20年間で約2万7600人増え、約4万8000人となった。だが、出産後は常勤ではなくアルバイト的な非常勤医になったり、病院を離れたりする人が少なくない。18年の女性医師の比率は、29歳以下で35・8%だが、年代が上がると、医師になる女性が今より少なかった以上に、勤務医の女性比率は減っているという。

 女性医師が出産後も働きやすい環境にしようと、聖隷横浜病院(横浜市)は19年7月から、短時間勤務の常勤医を活用する「ジョブシェアリング制度」を導入した。育児中の女性医師が、勤務を週3日に減らすなどして、常勤医として働ける。給料はフルタイムの常勤医の6割ほどだが、福利厚生手当てなどは同じように支給される

 一昨年から制度を利用する麻酔科の女性医師(41)は「子供が1歳くらいのときに(フルタイム)常勤医として別の病院にいたが、仕事が忙しくなって子供が起きている時間に帰れなくなった」。非常勤医となり勤務を減らしたが、任される仕事が限られることなどから、同制度に関心を持った。「今は責任感のある仕事ができる」と話す。

 現在、聖隷横浜病院の女性医師6人が制度を利用し、週3日(計30時間以上)、昼間を中心に勤務している。フルタイム常勤医との相談で時間外勤務に入ることもあるが、制度の利用者も、フルタイムの医師も、柔軟に対応して、うまく機能しているという。

 岩崎滋樹病院長は「女性医師は、育児などで30代前半から40代前半にかけてごっそり病院からいなくなる。女性医師を活用しない限り、日本の医療に未来はない」と語る。

 福井県は昨年5月、県医師会と協力して「ふくい女性医師支援センター」を開設した。ベテラン女性医師のコーディネーターが相談に応じる。復職研修の場を提供したり、子育てに悩む医師と先輩女性医師との交流会を開いたりもする。

 コーディネーターの佐竹直子さんは「人手不足で育児休暇が取れない病院はけっこうある。取れないなら退職するしかない。復職しようとしても、すぐには戻れず、非常勤で働かざるを得なくなる。こうした現状に悩む女性医師のために復職研修などを行っている。今後は、育児休暇中の医師が月1回でも現役医師と交流をはかれるような取り組みもしたい」と話す。

                   ◇

 ■民間も広がる

 働く女性の育児や復職支援は、民間企業などでは着実に広がっている。例えば、住友林業は小学4年までの子を持つ社員に週休3日を認めており、NECソフトは休業中の社員にネットで社内情報を提供したり、社員とのコミュニケーションを図ったりして復職を支援する。厚生労働省は次世代育成支援対策推進法などに基づき、育児支援などの行動計画を策定し、要件を満たした企業を「子育てをサポートする企業」として認定。先月時点で634社が認定された。


・読売新聞(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090126-00000513-san-soci) 


 女性が働きやすい環境を作るというのはこれからの長い目でみた医師不足対策には不可欠ではないでしょうか。研修医の初期研修期間を短縮するとかではなく‥。
 

  元始、女性は実に太陽であった。真心の人であった。
  今、女性は月である。他によって生き、他の光によって輝き、
  病人のような蒼白い顔の月である。
                    〜平塚雷鳥〜

 
posted by ごんぐり at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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