2009年02月18日

<興味深いニュース>
屋内の植物工場

「食の安全・安心の確保」「食料自給率向上」など、食に関する課題が山積している。そんな中、屋内で農作物を生産する設備「植物工場」に注目が集まっている。「植物工場」とは、空調や蛍光灯、LED照明などによって、温度、湿度、光を人工的に制御する農業設備だ。「工場」という名の通り、天候に左右されることなく、大量の作物を生産できることが利点の一つになっている。

 なによりの魅力は作物の安全性の高さにある。屋内で生育するので害虫等の侵入が皆無、したがって無農薬栽培が可能になる。薬品を使わない、養水による水耕栽培といった作物の育成方法をとるので、消費者は生産された野菜を洗わずにそのまま食べることができる。

 これまで、キユーピーやカゴメなどの大手食品メーカーのほか、中小の企業など全国で20〜30社程度が参入している。すでに、「洗わずにそのまま食べられる」「安全・安心」「日持ちがいい」などをウリにして、百貨店、高級スーパーの野菜売り場、高級レストランなどで売られている。

 植物工場の普及には、経済産業省、農水省も積極的な姿勢をみせている。1月には両省庁の垣根を超えて「農商工連携研究会植物工場ワーキンググループ」が発足。法改正、補助金などについて検討が進んでいる。さらに、経済産業省庁舎別館ロビーに植物工場のモデル施設を設置。訪れた人たちに強く存在をアピールしている。

「食糧は不況に強いビジネスです。新規プロジェクトとして考えている方も少なくありません。特に、植物工場は外食産業、食品工場などの分野に向いています」(経済産業省 地域経済産業政策課)

 植物工場では、一定量を決まった時刻に生産できるので、顧客が望む時刻に必要量の納品が可能になってくる。加えて、植物工場の作物は洗わなくてもよいので、外食チェーンや弁当工場などでは、工数削減や水道代の節約につながることに期待を寄せている。そのほか、今後応用できる事業として、サプリメントの原材料生産といった、今のところ競合が少なく、利益率の高い分野も存在している。

 ただし、現状ではコストが高いという大きな課題が残っている。初期投資は小規模のものでも数千万円が必要。一般的には、1億円弱を投資して4〜5年で回収するケースが多いようだ。これらの金額はビニールハウスと比べると格段に高い。ランニングコストも一般の農業と比べて1.7倍〜2倍程度。最もコストダウンに成功した事例でも、通常の1.3倍かかるのが現状だ。

 猛スピードで進む照明の技術開発、補助金など、コストの問題をクリアするであろう材料はいくつか存在している。課題はあるものの、今後ビジネスとしての発展は期待できる。

・ダイヤモンドオンライン(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090217-00000001-diamond-bus_all


 もっとコストがかかると考えていましたが、1.3倍に抑えられるのは凄いと思いました。凶作なんかの影響も受けないと思うので、その面も考慮したコストなのでしょうか?太陽の光を浴びた野菜をできれば食べたいという気持ちは残ってしまいますが‥。


     技術は人なり 〜丹羽保次郎〜

  
タグ:植物工場
posted by ごんぐり at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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