2009年03月03日

<興味深いニュース>
ネットの書き込みでの逮捕

タレントのスマイリーキクチさんを中傷する文言をネットに書き込んだということで、複数のネットユーザーに対し警視庁が立件する方針を固めたとの報道が最近あった。この事件についてはまだ詳細が明らかにされていないから、どの程度の罪に問われることになるのかはこれからの動向に注目なのだが…。

でも、こんなふうにネットへの書き込みが原因で逮捕されることって最近ちょくちょく聞くけど、実際のところどのような書き込みをしたら逮捕になるのか? そこいらあたりのことって素人にはよく分からない部分だ。

ということで、弁護士の鎌田真理雄氏にお話を聞いてきた。

「ネットへの書き込みが原因で逮捕されることはありますが、罪状は様々です。名誉毀損だったり信用毀損だったり。あと業務妨害や脅迫などなど」

ずいぶんありますね。でも、他人のちょっとした悪口の書き込みなら普通の人でもうっかりやりがちだと思います。その場合は?

「誰かについて社会的評価を落とす具体的な事実を広めたらそれだけで、名誉毀損に該当する可能性がでてきます。また“裏切り者”といった悪口のように、事実の示すものじゃなくても評価の低下が認められれば侮辱罪が成立し得ます。まあ、侮辱罪の場合には、刑が軽いので、住所不定又は正当理由なく出頭に応じない場合でないと逮捕されませんが。例えば、仮に私が過去に有罪判決を受けていたとします。そんな事実はもちろんないのですが、仮に事実としても、それを誰かが不特定多数に提示すると、やっぱり名誉毀損に該当する可能性がある」

えー、でもニュースではそういうのってたくさんありますよね?

「名誉毀損として罰しない例外要件が用意されているのです。それには3つの条件があり、1つ目が“公共の利害に関する事実についてであること”。要するに社会的な関心事ということです。2つ目が“公益を図る目的であること”。これは表現の仕方も問われ、揶揄・誹謗や反感・敵意丸出しの表現だと認められにくくなります。3つ目が“真実であること”。これらをすべて満たす場合に、名誉毀損として罰されません」

ふーむ。でも、さらにギモンなんですが、真実のつもりで報道してもそれが間違いだったり、あとから評価が変わったりすることってよくありますよね。その場合は?

「真実ではなかったとしても、真実だと信じるにいたった相当な根拠があると認められれば、罰せられないとされています。つまりきちんとした調査や取材をして、情報ソースの裏取りをしたならいいわけです」

逮捕に至った事件では、この3つの要件から外れていたということなんですね。

「そういうことです。でもここで一つ注意が必要で、この3要件はマスメディアによる名誉毀損の裁判が基になって出てきたものなので、”真実と信じることの相当な根拠”はかなり高いハードルになっています。ところがネットの登場で、全てのユーザーに情報発信の能力が備わり、一個人であっても簡単に名誉毀損を犯しうる立場にあるわけです。でも、普通のユーザーにとって、マスメディア並みに調査をしっかり行うことは難しいですよね」

つまり、友達どうして仲間の悪口をささやき合うようなノリで書き込んじゃうと「御用だっ!」ってことになってしまう可能性がある。

でも、マスコミ並みの調査を経なければ何も表現できないとなると、それはそれで窮屈かもしれない。その辺のさじ加減は、やっぱり個々人の「節度」にかかっているんですね


・R25(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090227-00000023-rnijugo-inet


 結局は、あやふやな情報を根拠に他人を非難してはいけないという当たり前の事ですよね。それ以前に、ネット上で相手を批判するのはどうかとも思ってしまいますが…。



   悪口は意地の悪い人の慰めである。
            〜ジューベル 「パンセ」〜
ラベル:書き込み
posted by ごんぐり at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。