2009年04月16日

<興味深いニュース>
知ってる?エコ・アクション・ポイント


環境省が実施している「エコ・アクション・ポイント」。すでに全国規模のポイントサービスが実施されている
不況脱出を旗印に、2009年度補正予算案と関連法案が発表された。15兆4000億円という過去最大の追加経済対策である。未就学児(3歳〜5歳)1人あたりに3万6000円を支給することや、贈与税の非課税枠の拡大雇用維持のための助成金ハイブリット車への買い換え支援など数々の景気浮揚策が盛り込まれた。

 中でも、ビジネスパーソンの生活支援を掲げる当コラムとしても注目したいのは、省エネ家電への買い換えを促進する「エコポイント」の拡充だろう。補正予算案では、省エネ性能が高い地上デジタルテレビ、冷蔵庫、エアコンを購入した人に5%のエコポイントを付与。次回の買い物時に、省エネ製品の購入に利用できるようにするとしている。

 今回、降ってわいたような「エコポイント」という施策。実は環境省が2008年から実施していることはあまり知られていない。テレビや新聞などの報道では、エコポイントとして伝えられているが、正しくは「エコ・アクション・ポイント」といい、3つの頭文字を取って「EAP」とも呼ばれている。環境省では、EAP事業を展開するにあたり、参加企業を公募。今年度からは、採用されたEAP事業が全国規模で3つ、特定の地域規模でも6つ実施される予定だ。

 おそらく、読者の大半はエコ・アクション・ポイントと聞いてもピンと来ない方が大半だろう。補正予算案における目玉の対策として、にわかに注目され始めたエコ・アクション・ポイント。一体、どうすればポイントを得られるのか。その利用法や、現在実施されているサービス事例について、早速チェックしてみよう。

エコ・アクション・ポイントって何?

 エコ・アクション・ポイントは、環境省が推進している地球温暖化対策の1つ。公募によって決められたモデル事業が昨年度から始まり、今年度からは本格サービスへと移行する予定だ。

 サービスの仕組みを簡単に言うと、「消費者がCO2の削減につながる行動をした場合に特典を与えましょう」というものだ。従って、クレジットカードや家電量販店が発行する会員カードのように、どんな商品でも購入すればポイントがもらえるサービスとは違う。エコ・アクション・ポイントを得るには、「EAPマーク」の付いた商品を購入したり、EAPとして認可された対応を取らなければいけないのだ。

 環境省では、エコ・アクション・ポイントの付与条件について、以下のような指針を示している。

<家電製品>
・省エネ緑マークの付与されている商品。
・多段階評価にて★★★★(4つ星)以上付与されている商品。
・原資提供企業が、1.又は2.とおおむね同等以上の使用時省エネ性能を有することを証明した商品。
<自動車>
・ハイブリッド車
・天然ガス自動車
・原資提供企業がおおむね1割以上の燃費の向上に資することを証明した後付の自動車部品。
<家庭用品>
・エコマーク基準の内、エコマーク商品類型No.128「日用品」に係る基準に該当するもの。(ただし、ガラス、ゴム、焼物、繊維のうち未利用繊維・反毛繊維・天然繊維に係るものは除く。)
・エコマーク基準の内、エコマーク商品類型No.118「プラスチック製品」に係る基準に該当するもの。
・エコマーク基準の内、エコマーク商品類型No.140「詰め替え容器・省資源型の容器」に係る基準に該当するもの。
・非化石資源を原料とするプラスチックを50%以上用いたもの。
<衣料品>
・エコマーク基準の内、エコマーク商品類型No.103「衣服」に係る基準に該当するもの。(ただし、未利用繊維・反毛繊維・天然繊維に係るものは除く。)
・天然有機素材から作られた製品であって生産段階で再生可能エネルギーをおおむね3%以上用いているもの。
<公共交通機関>
・バス、電車等の公共交通機関の利用
<レジ袋等を利用しない購買>
・レジ袋、紙袋等の包装を利用しない購買、リユースやリサイクル包装・容器による商品の購買、また弁当等に伴い配布される割り箸、スプーン、お手ふき等を利用しない購買
<カーシェアリング>
・カーシェアリングの利用
<省エネ行動促進型の金融サービス>
・省エネ商品購入時の融資金利優遇、省エネ型商品の購入による保険割引等金融、保険を通じて、省エネ商品・サービスの購入・利用等を促す金融サービス

(環境省「エコ・アクション・ポイント対象商品、サービス、行動の考え方」より抜粋)

今現在もらえるエコ・アクション・ポイントは?

 エコ・アクション・ポイント事業者の中で、サービス内容が充実しているのはクレジットカード大手のJCBだ。JCBでは、昨年10月からエコ・アクション・ポイントの公式サイトをオープンさせた。同時にEAP以上への参加企業を募り、ポイントを付与できる商品やサービスを拡充させている。

 では、どんなことをすると、ポイントを得られるのか。JCBのEAP事業に参加している主な企業と、その内容について見ていきたい。

 まずは省エネ製品の購入で、エコ・アクション・ポイントを得る方法から。

 照明器具の中では電力消費量が多い白熱電球。家の中にある白熱電球を電球型蛍光灯に取り替えることは、エコ生活への第一歩だ。しかし、電球型蛍光灯は、普通の白熱電球よりも高額。このためなかなか普及が進んでいない。

 電球型蛍光灯の経済的な負担をわずかながら抑えられるのが、家電量販店のコジマが実施しているEAPである。パナソニックの「パルックボールプレミアQ(クイック)」シリーズか、東芝の「ネオボールZリアルPRIDE」シリーズを購入した場合、エコ・アクション・ポイントが50ポイント付与される。

 また、興味深いEAPもある。まずは、りそな銀行が実施しているサービスだ。こちらは預金通帳を発行しない無通帳口座「TIMO(ティモ)」に口座を開設するだけで、50ポイントを付与するというもの。通帳を作らなかった分、エコに貢献できるというわけだ。

 次は、ファミレスチェーンの「びっくりドンキー」。こちらでは、来店時に自宅などで揚げ物に使った廃油を持参した人に、50ポイントを付与している。サービス対応店は北海道内中心だが、4月1日からは都内8店舗でも回収を始めた。廃油は再精製されて燃料や石けん、動物用の飼料にリサイクルされる。

 このほか、阪急交通社が運営する宿泊予約サービス「エコ泊」では、当該ホテルの予約をすると宿泊代金の1%がエコ・アクション・ポイントとして還元されるサービスを実施している。

たまったポイントはどう使う?

 エコ・アクション・ポイントは、各店舗のレジで配布される。形式は各店で異なるが、エコ・アクション・ポイントの説明が入ったパンフレット形式(リーフレット)が一般的のようだ。このリーフレットには1枚ずつ専用ナンバーがあり、この数字を公式サイトで登録することでエコ・アクション・ポイントがたまっていくという仕組みだ。

 もちろん、ためるばかりがエコ・アクション・ポイントの目的ではない。JCBのEAP事業の場合、得たポイントと商品を交換できる仕組みが用意されている。現在、交換できる商品は、「KICS/セゾンカードの1000円割引」や「PiTaPa ショップdeポイントの9000ポイント分」、「びっくりドンキーの1000円券」などの割引券、並びに調理器具などの日用品だ。

 しかしながら、まだ始まったばかりのポイントサービスのためか、気になる点がある。それは、現状1000ポイント以下で交換できる商品が1つもないということだ。エコ・アクション・ポイントの有効期限は2年間しかない。会員カードのポイントように購入金額に応じて一律に得られる仕組みではないため、有効期限内に交換できるほどのエコポイントを集めるのには結構苦労しそうだ。参加企業が増え、いろいろなカタチでエコポイントがもらえるようにならないと、せっかくためたエコポイントが無効になってしまう。

 夏のボーナス商戦前の導入を目指しているという、政府、与党による省エネ家電の買い換え促進。どのような形で、参加企業がバラバラに始めているEAP事業に組み入れていくのか。まだハッキリしていないが、国民がEAPを集めたい! という気持ちになるような魅力的なサービスになってもらいたいものだ。


・nikkei TRENDYnet(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090415-00000301-trendy-bus_all)


 エコ商品はやっぱり高い感じがしますね。長期的に見て安いのではなく、出来る限り買う時点で安いと消費者も手に取りやすいと思います。エコ・アクション・ポイントこれから注目です。

知って行なわざるは知らざるに同じ。
               〜貝原益軒〜
posted by ごんぐり at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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